🔹そもそも合同会社ってなに?
合同会社は、2006年に導入された比較的新しい法人形態です。
アメリカの「LLC(Limited Liability Company)」をモデルにしています。
- 出資者=経営者
- 機関設計がシンプルで自由
- 設立費用が安い
- 利益配分が自由
などが特徴。
🔹株式会社との主な違い
比較項目 | 合同会社 | 株式会社 |
---|---|---|
設立費用 | 約6万円前後(登記費用) | 約20万円前後(定款認証代など含む) |
定款認証 | 不要 | 必要(5万円程度) |
経営と出資 | 一体型(出資者=経営者) | 分離も可(取締役・株主) |
公開性 | 低い(登記情報はシンプル) | 高い(取締役などの氏名も記載) |
信用・イメージ | 少し劣ることも | 高い(今でも「株式会社=信頼感」あり) |
🔹ゼイコはなぜ合同会社にしたのか?
正直に言うと「お金をかけたくなかった」のが大きな理由です(笑)。
もともと国民健康保険の高さをどうにかしたくて、法人化を考えていました。
ちなみに「税理士なら、税理士法人を作ればいいのに?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
税理士法人は税理士2名以上がいないと設立できないというルールがあります。
私は、お客様一人ひとりと丁寧に向き合いたいスタイルでやってきたので、
組織化・分業制を前提とする税理士法人は、私のやりたい働き方とは少し違っていたんです。
社会保険の面では法人化は魅力!
でも、「設立してみたけど、やっぱり合わなかった」となるのも怖くて、なるべくリスクを抑えたかったんです。故に、合同会社で設立という道を選びました。
実際のところ、合同会社で不便を感じたことはほとんどありません。
ただ、こんな気持ちになることはあります👇
株式会社のほうが名刺の見栄えがよかったかも…
信用されるのは、やっぱり株式会社かな?
お客様の信頼は「法人の種類」ではなく「中身」で決まると、今でも思っていますが、対外的な取引が多い、お相手が大手であることが多い方は、株式会社で設立するのが、安心かもしれません。
🔹こんな人には株式会社もおすすめ
- 最初から対外的な取引が多い予定の方
- 融資や資金調達をしっかり考えている方
- 複数人で経営する予定がある方
見た目の信頼感や組織性を重視するなら、株式会社も良い選択です。
🔹逆に、合同会社が向いている人は?
- 自分ひとりで動くマイクロ法人
- 副業や少額スタートで節税だけ狙いたい人
- 簡単に立ち上げて様子を見たい人
ゼイコもこのタイプでした!
🔹あとから変更はできる?
実は、合同会社から株式会社に変更することも可能です。
ただし、また登記費用がかかりますし、手間もそれなりにあります。
なので、「後悔しそうなら最初から株式会社にする」というのも戦略の一つです。
🔸まとめ:ゼイコの本音
結論としては…
✅ 1人のマイクロ法人には、合同会社で十分でした!
✅ でも、将来的には大きくしたい、や、対外的な仕事が増えそう!な方には、最初から株式会社もアリ!
あなたの事業スタイルや、どこまで見た目を重視するかで選ぶのが一番です。
マイクロ法人はあくまで「手段」。
自分らしい働き方や生き方にフィットする形を選んでくださいね。
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