資本金はいくらにする?ゼイコが実体験から考える、マイクロ法人の資本金

マイクロ法人の作り方・始め方

法人って、「資本金1円でもOK」って聞きますよね。
実際その通りで、法制度的には1円でも会社は設立できます。
でも、じゃあ実務的にも本当に1円で大丈夫かというと……やっぱりちょっと違います。

結局、何をするにしてもお金はかかります。
実際にかかった法人設立費用でも書いたように、たとえば設立するだけでも、

  1. 印鑑作成費(ネットで3本セット3222円)
    法人印鑑についての記事はこちら
  2. 登記時の登録免許税(合同会社なら6万円)
  3. 名刺やWebサイト、銀行口座開設…などなど

これを1円でスタートしてしまうと、支出が出るたびに、自分(代表者・役員)から借りてお金を払う状態になります。
会計としては、「役員借入金」として、法人がお金を借りている状態。

もちろん、一時的に、「個人から法人に資金を貸す」という局面はゼロではないけど、
資本金の意味合いとしても、資本金って「この会社はこれだけ自己資金で始めました」という姿勢で設定するものかなと思います。

ゼイコの場合は、特に銀行借り入れの予定もなく、大手の取引先が決まっているわけでもなかったので、「このマイクロ法人に使える金額」をざっくり資本金にしました。


💬ゼイコの場合:資本金100万円にした理由

私は実際に、資本金を100万円にしました。
これは、しっかり生活資金などから計算したわけでもなく、心理的な要素が大きかったです。

社会保険対策と、法人をもってみたい!くらいの動機で設立するゼイコとしては、
本当にガッツリ起業する方々ほどの覚悟もなく、もし失敗しても『経験』として良かったと思える程度の金額。

自分が法人の代表者として、法人を運用してみることは、税理士としても、必ず良い経験になると思っていました。

なので、100万円なら失敗しても、経験として面白いかな、と。

実際、今まで色々な法人の経理や税務を見てきましたが、法人を立ち上げてみると、経理や税務以外の知らなかったことが沢山あったり、違う側面・違う視点から法人を見ることもできるようになりました。授業料としては、十分もとを取った気分です!

100万円を入れたことで、「マイクロ法人とはいえ、この会社をちゃんと育てたい!」という気持ちにもなれたし、結果的には良かったのかなと感じています。

とはいえ、マイクロ法人の場合は、もっと少ない資本金でも良いのかなと思います。
もちろん、業種にもよるし、仕入れがあるのか?等でも全く違うとは思いますが、マイクロ法人のような小さな規模を目指している場合、30~50万円くらいでも十分かも!というのが実感です。


💡資本金について、よくあるアドバイスまとめ

巷でよく見る、資本金はいくらが良い?も参考にしてみました:

✅ 1円でもOK!ただし現実的には不安

  • 法律上は1円で設立可能。
  • でもそれでは運転資金が無く、すぐに困るケースも多い。

✅ 運転資金+生活費の3~6か月分

  • 「最初は売上が安定しない」前提で、多めに見積もっておくという考え。
  • この分を資本金にしておけば、しばらく安心。

✅ 30万円~100万円程度で十分説

  • マイクロ法人や副業法人の場合、必要経費ベースで決めるのが現実的。
  • 税務上の不利もなく、無理のない範囲での設定。

✅ 100万~500万円ゾーンが平均的

  • 国税庁のデータでも、最も多いのがこのゾーン。
  • 金融機関の信用度や対外的な印象も良い。

🧾ゼイコの結論:

マイクロ法人なら、無理して大きい資本金にする必要はない。
でも、支出のたびに借入金にするのもややこしい。

だから、自分が「事業のスタートに使いたい金額」に設定しました。

この記事を読んでくださった方も、
「自分にとって無理のない金額はどこか?」
「事業に本気で使えるお金はいくらか?」
といった視点で、資本金を決めてみると良いと思います😊


💬ゼイコのひとこと
マイクロ法人は、単なる「節税の道具」ではなく、
「自分らしい働き方、生き方の選択肢」です。
だからこそ、自分のペースで、無理のないスタートを!

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